暑い夏が去り、いよいよ秋本番となってくると
卒業を控えた大学生のみなさんは、卒論提出に
向けて本論の執筆に忙しくなるころですね。
そんな時期ですが、女子大生にとっては、
卒業式に着る袴についても考えないと
いけない時期でもあるんです。
ここでは、女子大生の袴選びのポイントを
教えちゃいましょう。

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卒業式の袴 どう選ぶの?

せっかくの卒業式です。
自分に似合う素敵な袴を着て、思い出に
残る良い日にしたいですよね。


袴の色や柄の決め方

自分の好みや感性は、後悔しないために
大事にしたいですよね。
DMやパンフレットなどで気に入った袴を
見たことがあれば、似たようなデザインを
中心に選んだり、なんとなく自分の好きな
イメージでいいので『可愛い』『大人っぽい』
『大正ロマン』などの方向性を定めておくと
選びやすくなります。

試着の際は、好みに近いものだけではなく、
あえて好みと違うものも着てみるのも楽しい
ですよ。だんだん、本当に着たい袴がどんな
ものなのか、絞られてきます。


色の組み合わせ方

同じ袴でも、着物と袴の色の組み合わせ
次第で印象ががらりと変わります。
組み合わせ方を大きく二つに分けると
以下のようになります。

似た色を組み合わせる

同系色の濃淡で組み合わせると、
すっきりと仕上がります。

例:ピンク×えんじ、薄緑×濃緑、
黄×薄茶、黒×紺、など

補色を組み合わせる

対照になる色で組み合わせると、
メリハリのある仕上がりになります。

例:黄色×紫、赤×緑、橙×青など


柄の種類はどう選ぶ?



袴スタイルといえば、ひと昔前は色付き無地の
着物か、無地に近い控えめな柄が付いた着物に
シンプルな袴を合わせるのが定番でしたが
今では、ゴージャス系、キュート系、レトロ系
など、多彩なデザインの中から着物を選んで
袴に合わせるスタイルが流行しています。

袴にも刺繍や模様が入っているものもあり、
「あれにしようか、これにしようか」と
選ぶのが、とても楽しみになります。

レンタルショップやサイト、メーカーによって
柄の分け方はさまざまです。
一例を挙げると、あるレンタルショップでは、
レトロ柄、古典柄、キュート、モードという
分け方をしています。


選ぶポイント!肌・髪・体型

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自分の好みと肌や髪の色、体型などを考慮して
選ぶ方法もあります。
似合うかどうかは、自分自身の肌や髪の色や
体型が大きく関わってきますので、チェック
ポイントで確認してみましょう。


肌の色でチェック

肌の色は、似合う色を見つけるときの重要な
チェックポイントです。

指さし女性

顔色が明るく綺麗に
見える色が、自分によく
似合う色と考えてください。

肌色が白めの方

色白さんは比較的、どんな色でも着こなし
やすい傾向があります。

可愛らしさを強調する場合は薄い色、
大人っぽい魅力を出したい場合は濃い色、
というふうに、自分の目指すイメージに
合った色を選ぶと良いでしょう。

肌色が黒めの方

健康的な色黒さんには、はっきりした色が
よく似合いますので、ビビッドカラーが
おすすめです。

逆にパステルカラーは、肌にくすんだ印象を
与えるため、あまりおすすめしません。


肌色が中間ぐらいの方

肌色がどちらかと言うと黄色っぽい場合は
明るくクリアな色を。
青みがかっている場合は、明るく落ち着きの
ある色を目安にすると、選びやすいです。


髪色でチェック

髪の色は、顔と同じぐらいその人の印象を
左右します。
ぜひ、髪の色でもチェックをしてみてください。


髪色が明るい方

明るい髪色は、印象が重くなりがちな
濃い色でも軽やかに着こなせます。
また、淡い色も着こなしやすいです。

髪色が暗い方【黒に近い】

黒髪に近い方が濃い色を着ると、場合に
よっては重い印象になることがあります。

柄の色は少々濃くても良いので、地色は
薄めにするといいでしょう。

髪色が中間ぐらいの方

髪色が明るめと暗めの中間ぐらいの方は、
どんな色にでも合いやすいです。
色々なタイプを試着してから決めても
いいですね。

体型でチェック



袴も洋服と同じように体型によって似合う
柄のデザインがあります。
体型でもチェックしてみましょう。


華奢で小柄な方

華奢で、しかも小柄だという方には、
肩や袖に部分的に小さい柄があしらわれた
タイプのものがオススメです。

地色が明るく、綺麗で可愛らしい柄が
散りばめられたものが良く似合います。

華奢で小柄だと、どうしても体の表面積が
小さくなるので、柄が詰まったタイプのものを
着ると、思った以上に柄がインパクトを発揮し、
「着ている」というより「着られている」
雰囲気を出してしまいます。
印象も重苦しくなるので、あまりオススメ
できません。

どうしても大きな柄が着たい場合は、
柄が詰まっているものではなく、部分的に
あしらわれているものを選ぶようにすると
良いでしょう。

背が高い方

背が高い方は、大きな柄が似合います。
柄がよく映え、全体的にゴージャスな印象に
なります。

小さい柄が部分的にあしらわれたタイプは、
体の表面積が大きいぶん、地色の部分が
目立つために柄が思った以上に散らばって見え、
寂しい印象になります。

色に関しては、肌や髪に合ったものを選べば
間違いないですが、もし、ゴージャスよりも
『可愛い』を演出したい場合は、パステル調を
選んでみてください。

ぽっちゃりな方

ぽっちゃりさんにオススメするのは、
はっきりとした濃い色合いのタイプです。

濃い色は、体を締まって見せる効果があります。
着物と袴の組み合わせをぜひ補色×補色に
すると、同系色×同系色よりもメリハリがつき、
体の引き締め効果がより高まります。

どうしても、薄い色合いのものを着たい場合は、
縦柄や斜め柄の着物を選ぶ、引締め効果のある
色の羽織を用意するなどの工夫をしてみましょう。


まとめ

袴選びのポイントをご紹介しましたが、
もう一つ、大事なポイントがあります。

袴は余裕をもって早めに選びに行き
ましょう!

卒業式は3月だし、卒論発表会が
終わってから選ぼう。なんて構えていたら、
素敵な袴は全部予約済み!という悲しい
事態になりかねません。
卒業式が迫ってから準備しようとしても、
良いものは既に予約された後で、残り物の
中から無理やりで選ばないといけなくなります。

実際、私の知り合いで、卒業式の間際に
友達三人で慌てて借りに行ったところ
「もうこれしか残っていません。」と
店員さんに言われ、三人揃って着物も袴も
全く同じものを着る羽目になった人がいます。
「もっと早く用意すれば良かった…。」と、
後悔していましたが、遅いですよね…。

昔と違って、ネットで予約できるお店も
たくさんあります。
忙しい時期で、まだまだ卒業の実感がないかも
知れませんが、袴は早めに用意しましょうね。


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