
食事で最も重要なことは、栄養のバランスが
とれていることですが、特に受験生が摂りたい
栄養は、記憶力・集中力・創造力を高める
ために、脳が充分に働いてくれるような
栄養素ですよね。
どのような栄養素が勉強の効率をアップさせて
くれるのでしょうか?
受験生の脳と体に必要な栄養素とは?
糖質…血糖値を上げ、脳のエネルギー代謝を
高めて活性化させる。
(例)ご飯、パン、麺、イモ類など
たんぱく質…脳の細胞を活性化させ、
頭の回転をよくする。
(例)魚類、肉類、大豆製品、牛乳、卵など
カルシウム…集中力を高める。イライラを
減少させ、精神安定効果がある。
(例)牛乳、乳製品、海藻、小魚など
ビタミン類…ビタミンB群、ビタミンC、
ビタミンEは特に脳の活動をスムーズに
する。
(例) 豆類・胚芽米・強化米・豚肉・レバー・
卵黄・牛乳・チーズ など
*ビタミンB群の不足は倦怠感、疲労感、眠気、
憂鬱やストレスなど、精神的にも肉体的にも
悪影響を及ぼします。
そして、ストレスが多くなるほど、
ビタミンB1の消費が激しくなります。

受験生にとって、
ビタミンB群は重要な
栄養素といえるでしょう。
<ビタミンCを多く含む食品>
新鮮な野菜・果物・さつまいも・ジャガイモなど
<ビタミンEを多く含む食品>
緑黄色野菜・魚類(イワシ、サバ、サンマ)・
大豆・大豆製品・胚芽米 など
受験生には『魚』がおすすめ!
魚を食べると頭が良くなる♪なんて歌
ありましたよね。
それにはしっかりとした根拠があるのです!
今回、おすすめの魚とレシピを紹介します。
魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれており、
特に青魚などの脂肪に多く含まれている
不飽和脂肪酸が脳の記憶学習中枢を構成する
物質のひとつで脳細胞の働きを活発にし、
記憶力を高めます。
DHAで頭を活性化!鯖のおろし煮
<材料>2人分
・鯖(3枚おろし)…1/2尾
・塩 …少々
・小麦粉 …大さじ2
・大根 …1/4本
(合わせ調味料)
・だし汁 …150㏄
・酒 …大さじ3
・みりん …大さじ1.5
・砂糖 …小さじ2
・醤油 …大さじ1.5
・油 …大さじ2
<作り方>
1. 鯖は骨を取り、
食べやすい大きさに切り、塩をふる。
2. 大根をすりおろし、軽く水気を切る。
3. 合わせ調味料を煮立て、大根おろしを
入れ軽く煮る。
4. 鯖の水分をふき取り、小麦粉を付ける。
5. フライパンに油を入れ、鯖を揚げ焼きにする。
6. 揚げ焼きした鯖をおろしダレにからめる。
鯖にはDHAがたっぷりです。
冬の時期が一番魚に脂がのり美味しい季節。
おまけに大根は消化に良いので、胃に負担を
かけず食べることができます。
受験生は頭だけでなく体のメンテナンスも必要です。
一番栄養がある旬の時期に旬のものを積極的に
取り入れてほしいですね。
手軽に作れる豆苗としらすのおにぎり
<材料>2~3個
・ごはん …200g
・豆苗 …1/2パック
・しらす干し …20g
・ごま油 …小さじ1
・白ごま …小さじ1
・塩 …ひとつまみ
<作り方>
1. 豆苗の根を切り落とす
2. 沸騰したお湯でサッと茹でる。
3. 茹でた豆苗は水にさらし、
水気をしっかり絞る。細かく刻む。
4. ②をボウルに入れ、ごま油、白ごま、
塩で和える。
5. 温かいご飯にしらす干し、③を入れ混ぜる。
6. お好みの大きさに握る。
豆苗は、脳の疲労回復効果が期待できる
ビタミンが豊富です。。
しらす干しはDHA,カルシウムが豊富で、脳の
働きをスムーズにし、集中力を高めてくれます
この『豆苗としらすのおにぎり』は
朝食、夜食におすすめです。
何よりも手軽に作れることが一番ですね!
毎日の食事で、受験勉強を頑張っているお子様を
栄養面からサポートしてあげましょう。