新学期が始まって1か月。新しいクラスにも
慣れてきたはずが、何か子どもの様子が
おかしいような気がする。
親のあなたが子どもに抱いたその違和感は
もしかすると、五月病かもしれません。
最近では、五月病が低年齢化しています。
中高生や小学生、幼児までもが、五月病に
なってしまう場合があるのです。

子どもでもなる五月病の原因は?

「五月病」と言うと、おもに新入社員などが、
ゴールデンウイークが過ぎた頃、日々の仕事や
生活に対するモチベーションを維持できなくなり、
やる気を失った状態になることを指していました。
原因は、さまざまです。例えば、

①新たな人間関係に早く慣れようとして、気を
 使い過ぎ、それがひどいストレスになった。

②自分が思い描いていた新生活と実際の新生活に
 ギャップあり、がっかりして落ち込んだ。

③連休中に緊張から解き放たれた生活をして
 いたら、学校に行こうという前向きな気持ちが
 萎えてしまった。

④慣れない環境の中、緊張した状態で日々を
 過ごしたことで、ストレスが限界を超えて
 しまった(完璧主義の子にありがちです)

などがあります。


子供でもなる五月病 症状に気を付けよう

子供の五月病は、具体的にどんな症状が表れる
のでしょうか。また、親はどういうふうに対処
すればよいのでしょうか。

精神的な症状

新学期に入った直後は、ようすを知るために
「新しいクラスに慣れた?」
「仲良く慣れそうな子いる?」と、子どもに
色々と聞くお母さんも多いのではないでしょうか。

そのときにちょっと気を付けてみてください。
「うん。」「いるよ。」と、普通に聞こえる
答え方をしていても、なんとなく様子が違う
ような気がしたら、それは子供さんが精神的な
疲れを感じているサインかも知れません。


精神的な症状の例

•ぼんやりとしていることが増えた
•ちょっとしたことでイラつき、こちらに
 八つ当たりしているようす
•登校や登園をしぶる
•やたらとひとりになりたがる


身体的な症状

ひどく緊張をしたり、精神的な不安を抱えて
いると、身体的にも異変が表れます。

たとえば、ストレスが原因で不眠症になる子も
います。結果として、朝、起きれなかったり、
睡眠不足による頭痛・めまいなどを訴えたり
するようになります。
食欲不振にもなりやすく、元気がなくなります。
また、疲れやすくなりがちです。


身体的な症状の例

•朝、起きるのが苦手になる
•頭痛やめまいがすると訴えてくる
•食事の量が減っている
•すぐに「疲れた」と言い、家でゴロゴロして
 過ごすようになった


子どもが五月病 親ができる対処方法

子どもに五月病の症状が表れたら心配ですよね。
そんなときに親はどんなふうに対処すればよいの
でしょうか。

[quads id=3]

子どもが小学生以上の場合

よく話を聞いてあげる

「話を聞かなきゃ!」と変に気合を入れると
そのようすに子どもが警戒してしまいます。

普段の会話の中で、できるだけ聞き手に回る
ようにしましょう。悩みを口に出して、親に
聞いてもらえただけでもスッキリして気分が
晴れることもあります。

否定しない助言をする

子どもの話を聞いたら助言をしたくなることも
あると思いますが、そのとき、言い方が大切です。
否定しているような言い方はせず、たとえば
「こういう考え方もあるんだよ」と、子どもの心に
すんなり受け入れられる言い方を心がけましょう。

「そんなに焦らなくてもいい」
「頑張りすぎなくても平気だよ」など、優しく
安心させるように語りかけることも大事です。



体を動かして気分転換をする

子どもと一緒に外で身体を動かして汗を流して
みましょう。ストレスの発散につながり、
気分転換にもなります。
子どもが大きかったら難しいかも知れませんが、
スキンシップをとりながらが、いいですね。


子供の意見を尊重する

子どもの様子が、おかしい、いつもと違う。と
感じたら心配になって何かしてあげたいと
思うのは、親ならば当たり前のことです。
ですが、無理強いするのはよくありません。
「話を聞くわよ!」「一緒に運動しよう!」と
親が鼻息荒く構えていても、子どもが乗り気で
ないのなら、意味がありません。

まずは、そっとしておいて様子を見てみましょう。
子どもが何かしてほしい、何か言いたい素振りを
見せたら、とことん付き合ってあげましょう。


子供さんが幼児の場合


甘えさせてあげる

幼稚園や保育園に通い始めたと言っても、
まだまだ小さいこども、おうちで甘えたいんです。
一緒にいるときは、ぜひ甘えさせてあげてください。


できないことを責めない

できていたはずのことが、できなくなった。
または、やらなくなったら、親としては
イライラしてしまうかもしれませんね。でも、
そこはぐっとこらえて怒らないこと。
もう一度ゆっくり、わかりやすく教えてあげましょう。



スキンシップと笑顔

まだまだ親にくっついて甘えたいお年頃の
子どものはずです。
親から進んでスキンシップを取り、笑顔を
いっぱい見せてあげてください。

※幼児の場合、ゴールデンウイーク明けに
五月病のような症状が表れるのは、それほど
珍しくないそうです。深刻に考えなくても
よい場合が多いと言われています。


まとめ

子どもでも、個人差がある五月病ですが、
だいたい、1~2か月ぐらい経てば自然と
改善されていることが大半です。
親がしっかりと話を聞いて、見守ってあげれば、
子どもは、自然と環境に馴染んで、元気を取り
戻していることでしょう。
ただし、五月病の時期が過ぎても症状の改善が
全く感じられない場合は、病院を受診してみましょう。

子どもが集団生活を楽しく過ごせるように、
しっかりケアをしてあげてくださいね。